COLUMN

「ジェントルマン」がある日常 VOL.① 武田一希〈編集者〉

 

上質かつ華やか、それでいて繊細なデザインで日常に溶け込む「ジェントルマン」のジュエリー。本連載では実際に普段から愛用されている方に話を伺い、その魅力を掘り下げます。



男性ライフスタイルマガジン「LEON」をはじめ、さまざまなブランドカタログのディレクションなどをフリーランスの編集者として行う武田一希さん。ジュエリーブランドの仕事も多く請け負いますが、実際にご自身も大のジュエリー好き。コレクションのなかには「ジェントルマン」のアイテムも多くラインナップされています。

 

「ジュエリーというと高貴でハードルが高いものと思われがちですが、ジェントルマンはその名の通り、あくまで紳士的で控えめ。でも、しっかりと主張してくれる塩梅が絶妙なんです。華奢でシンプルなデザインのものが多いのでコーディネートのスタイルが問われることも少なくて、普段使いするのにももってこいですよね」

 

そう語るように、武田さんはさまざまなコーディネートに合わせているのが印象的です。ということで、まずはお仕事におけるジュエリーのこなしを拝見。職業柄、毎日多くの場所を訪ねてたくさんの人に会われていますが、一体どんなジュエリーを使っているのでしょう。

 

 

「仕事の時はシャツを着るようにしています。ただ、リラックスしていたいので、ユルっとしたものが基本。そこで合わせるジュエリーはシグネットリングが多いですね。そもそもこれは紳士が着用することを許された唯一のジュエリーと言われますよね。なので、シャツスタイルにはとっても似合うんです。ブランドものからヴィンテージまで何種類か所有していますが、ジェントルマンのものはイエローゴールドとシルバーのコンビ素材なので他の貴金属との相性も間違いなく、汎用性が高いから重宝しています」

 

確かに今回合わせている金時計はもちろん、プラチナやステンレスなどの時計ともコーディネートしやすく、他のジュエリーとの色合わせに悩むこともないのがコンビ素材の魅力のひとつ。ジュエリーや時計が好きだからこそのご意見です。

 

 

「それにこのリングにはアンカーが刻印されているのですが、これって“希望”を意味するんですよね。僕の名前には“希”という文字が入っていて、自分にとって大切な言葉なので、お守り的な意味もあって。特にリングは自分も見やすいアイテムなので、ふとした時に目に入ると“よし、これを乗り越えたら絶対に良いことがある!”なんてモチベーションにもなるんです笑。馬鹿馬鹿しいかもしれませんが、そういった考え方もジュエリーを選ぶうえでは大切なのかなって。長く身に付けるものですから」

 

特に海外ではジュエリーをお守りとして身に付ける方も多いですが、ファッションとしてだけではなく、何か別の特別な意味があればより愛着が湧くもの。特に仕事でも着用できる環境であれば、モチベーションアップや自信に繋がることもあります。ジェントルマンのジュエリーもまた、誰かの“為になる”ことも意識しながらデザインを行っています。より多くの方にそれが伝えられれば幸いです。

 

さて、次回は武田さんのプライベートな時間にフォーカス。そこでの選びやこなし、その理由についてもお伺いしましたので、ぜひご覧ください。

 

K18YG/SV925/リング/SIGNET RING

◆STYLE◆ GL214RSYNS50400

◆SPEC◆ K18YG SV925

◆SIZE◆ 4〜21号

◆PRICE◆ 105,000円+税

 

 

武田一希

フリーランスの編集者、コンサルタント。

男性ライフスタイルマガジン「LEON」をはじめ、

主にブランドのディレクション、カタログ制作や

コンサルティングをベースに活動。